GIBSON LG-2 BANNER MAHO TOP 1944頃
EX- HC ¥495,000 SOLD コメント追加しました!
ウォータイムスペシャルと呼ばれるイレギュラースペックのLG-2です。
戦中、鉄の節約のためスティールアジャストロッドをエボニーロッドに変更、そのぶん太目のネックとなっています。トップ材は通常はスプルースですがマホガニーで、これもこの年代にしか見られない仕様です。
LG-2はそれまでのL-00シリーズの後継機種として1942年から生産が開始されたモデルです。大味なL-00サウンドの鳴りはそのまま、より、タイトでサスティーンが効いたサウンドとなりました。
初期の特徴であるスクリプトロゴ、バナーヘッドは1945年までと生産期間が短くとてもレアなモデルです。
今回の楽器は、かなり弾き込まれていて、キズや塗装剥がれ、変色がバリバリありますが、トップの割れや大きな修理履歴は無く、見た目よりもしっかりと良いコンディションです。
マホガニートップらしい軽快でいて暖かみのある、枯れたトーンは弾いていて気持ち良いです。
トップ、バック、サイドはマホガニー、マホガニーネック、指板&ブリッジはハカランダです。
ペグはオリジナルオープンバック3連で、ノブのみ交換してあります。トルクムラはありますが動作はまだ問題ありません。
ナットはかなり古く、もしかしたらオリジナルかも知れません。
リフレット擦り合わせ調整、ネックリセット角度修正済みで、サドル切りなおしのうえ、新しくセットしています。
ピックガードはオリジナルと見間違うくらいリアルなレプリカに張り替えてあります。変形したオリジナルガードがケースポケットに入っていますが、使えなさそうです。
ネックバックはかなり塗装が剥がれています。トップ上部もピックによって塗装が剥がれていて、塗装全体が変色しています。バック下部に2か所のヘアラインクラックリペアー跡があります。
この年代の特徴で、トップのアーチが大き目ですがブレイシング剥がれや変形はありません。トップ浮き、変形と勘違いされることがありますが、オリジナルの設計でアーチが大きいだけで、このアーチが独特のテンション感のあるトーンを生んでいます。
ナット部幅45ミリ程度でかなり太目のグリップです。
12フレット上で6弦2.7ミリ、1弦1.8ミリ程度でセットしていますので、太いネックでも弾き易い感じです。サドルの高さにもかなり余裕があります。
この年代ならではの乾いた枯れた箱鳴りで、見た目よりもしっかりと音量があります。スプルースモデルとは明らかに違った軽快で暖かみを感じる泥臭い味があります。
ブルースやラグタイムのようなオールドタイミーな演奏に、とっても良い感じです。もちろんフラットピックでのストロークでもボリュームがあり、かなり良い感じです。弾き語りとかでの演奏も雰囲気があって良いと思います。
ちょっと雑な感じで、暖かみのあるトーンは、この年代のビンテージにしか味わえない魅力的なサウンドです。
通常は70万円以上の相場だと思います。見た目がかなり来ていますが、メンテナンスが行き届いており、滅多に見ることの出来ない希少なバナーヘッド、マホガニートップのウォータイムスペシャルモデルですので、超お買い得品です。
汎用のハードケース付きです。
GIBSON LG 2 MAHOTOP 1944 動画紹介!
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