GIBSON STYLE-U 1924
EX+++ HC ¥770,000
大変貴重なギブソン草創期のオリジナルハープギターです。
資料としてはチューニングやゲージは残っていますが、実際にどういう演奏をしていたのかはわかりません。
オーナーの工夫でいろいろチューニングして演奏するのも楽しみだと思います。
1976年11月25日にサンフランシスコで開催されたザ、バンドの解散コンサート、ラストワルツでロビーロバートソンがテーマを演奏していたのがこの楽器でした。
このコンサートは映画になっていて、何度も見たもので、今でも見るたびに感動します。
当時はこの楽器の存在を知りませんでしたが、アメリカに買い付けに行くようになって初めて目にした時には、思わず衝動買いしてしまいました。
飾ってあるだけでも特別な存在感がありますよね。
ギブソンハープギターはオービルギブソンが個人で制作していた1902年以前から存在したようで、写真とかでは見ることが出来ますが、正式にカタログに記載されるのは1902年からになります。1930年代まで制作されていますが、さすがにその後再生産されることはありませんでした。
実際の生産数量は資料が無く不明ですが、かなり少ないものと思われます。
トップはスプルース、サイド、バックはメイプルでエボニー指板です。
ペグは当時のオリジナルですが、まだチューニングは問題ありません。
テイルピースはオリジナルで、ピックガードは紛失しています。
ブリッジ部分はオリジナル同様のスタイルで制作されたコンバージョンものです。
ハープ部分には前オーナーが張った弦で、資料にあるゲージでは無く、独自にオープンチューニングして使っていたようです。
飾りとしてだけでなく、実際に演奏を楽しまれていた楽器のようですね。
楽器の状態は大変綺麗で、大切にされていたことが伺われるコンディションです。
この楽器のために特別に制作されたツアーケースも用意されています。
ギター部分の音は低音の響きが伸びやかで深みのある鳴りです。
アーチトップギターらしい芯のハッキリとした中高音ですが、アンティークな雰囲気タップリのトーンです。
ギターを軽く爪弾くだけでも悠久の味があります。
ハープ部分の弦はオリジナルに近い弦を選んでチューニングしても良いですが、独自に好みのチューニングにして演奏しても良いと思います。
絶対に他の楽器では出ない、味のある存在感たっぷりのトーン、個性的なルックスです。
実用的にキッチリとしていて、このまま演奏出来るギター部分のコンディションです。
どういう演奏で使うかはアイディア次第ですが、素晴らしい楽器ではありますね。
ラストワルツのようにオープンチューニングで演奏するのも良い感じです。
気分はロビーロバートソン?
専用ツアーケース付きです。
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