KALAMAZOO KG-21 1930代
EX+++ SSC ¥297,000 SOLD
コンパクトなボディーながらしっかりと箱鳴り感があり、枯れた乾いた雰囲気バツグンの鳴りのサウンドの楽器です。
KALAMAZOO(カラマズー)ギターは、1930年代にギブソンのセカンドブランドとして、カラマズーのギブソン工場で製作されていました。ギブソンよりも低価格なシリーズでしたが、製作クオリティはギブソン同等で、ビンテージ・ギブソンらしい味わいと雰囲気をたっぷりと備えています。
KG-21は、ギブソンL-30スタイルのコンパクトなアーチトップ・ギターで、1936年から製造され、1941年には生産終了となっています。L-30とほぼ同じスペックながら、L-30よりも深胴設計となっており、より豊かに響くサウンドが特徴です。
渋く、悠久を感じさせるサウンドが非常に雰囲気があります。80年以上前のロープライスモデルだったため、良好な状態で保管されている個体は非常に稀ですが、今回の本器は、かなり良い状態で残っています。
トップはスプルース、サイドとバックはマホガニーを使用。廉価モデルとはいえ、オール単板仕様です。
ネックはマホガニー、指板とブリッジはハカランダ製となっています。ペグはオープンバックのオリジナルで若干硬めですが、通常使用に問題はありません。
ブリッジはオリジナルのまま、テイルピースは交換されており、エンドピン部分にビス跡が残っています。テイルピースはギブソンでも使われていた、40年代頃のものです。
ピックガードはレプリカが装着されています。
古い楽器ですので、キズ、ウェザーチェックはバリバリありますが、しっかりとした良い状態です。
塗装面は全体的に艶が残った綺麗なコンディションです。
ネック裏は塗装がハゲたり薄くなってる部分があり、三角グリップの頂点部分には多数カポキズやアテキズがあります。
バックには3本のヘアラインクラックがあり、現在は接着されています。これだけの年数を経た廉価モデルの楽器としては良いコンディションで、この楽器の歴史を感じる風格があります。
ナット幅は約43.5ミリで、太目の三角グリップネックです。
アジャストロッドは入っていませんが、真っ直ぐに調整してあります。これだけの古い楽器ですので、今後の心配も無いと思います。
新しくリフレットしていて、フレットの高さも十分あります。
12フレット上での弦高は、6弦で約2.0ミリ、1弦で約1.5ミリと、標準よりもかなり低めにセッティングされています。
エレキギターのような低いアクションで弾きやすく、ハイポジションまでスムーズに演奏出来ます。
全体的にバランスが良い印象です。アジャスタブル・ブリッジのため、弦高の調整は簡単に行えますので、弦高を少し上げて、よりパワフルなトーンを出すのもおすすめです。
アーチトップとしてはやや柔らかめで、シンプルでガラーンとしたトーン。ジャズギターというよりは、渋いブルースやラグタイム的なフレーズに合うと思います。軽いタッチでの弾き語りでも、曲によってはとても雰囲気のある演奏が楽しめます。
悠久の雰囲気を、きっちりと整備された状態で味わえる、非常に魅力的な一本です。
ギブソンの1930年代製でありながら、ギブソンよりもはるかに手頃な価格という点でもおすすめのモデルです。
古い紙製ソフトシェルケース付きです。
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