YAMAHA L-53 CUSTOM 1981
EX+ OHC ¥1,595,000

1981年製、当時のヤマハカスタム最高級シリーズのL-53が入荷しました。現在とは物価や貨幣価値も全く違う、今から約44年前の昭和56年当時に定価35万円で受注製作のみで販売された、大変プレミアムなジャパン・ヴィンテージです。
「L-51」「L-52」「L-54」とともに「CUSTOM」の名称が付けられた最初のLシリーズで、なかでもアバロン貝(メキシコ産アワビ)をふんだんに使用したこの「L-53 CUSTOM」は人気が高く、13年ほど前の2012年、「L-53 CUSTOM 復刻モデル」として完全限定・20本・メーカープライス¥1,995,000(税込5%)にて復刻発売され、瞬く間に完売し、今なお語り継がれる伝説的なモデルです。
当時も現代でも圧倒的な存在感のあるルックス。1970年代のヤマハといえばFG-180しかり、そのパワフルなサウンドが特長で、このL-53 CUSTOMはパワフルさはもちろん、エゾ松とハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)の組み合わせによって、唯一無二のブライトかつ粒立ちの煌びやかなサウンドで奏でられます。
新品当時はハカランダ材の硬さが前面に出たブライトなトーンが際立った印象でしたが、さすがに40年の経年でこなれたせいか、中低音の量感があり、箱鳴りの良い、高音から低音まで調和のとれた、粒立ちの良い熟成した音色という印象です。
1975年から1980年頃までの数年間に受注のみで製作されたため、何本製作されたか正確な本数は不明とされています。
ボディトップは最高級エゾ松、サイド・バックは高級ハカランダ、裏板は3ピース構造、マホガニーネック、エボニー指板、エボニーブリッジです。インナーラベルには、のちにヤマハから独立し、テリーズカンパニーを創業された故・テリー中本氏の直筆サインがあります。
ヘッドトップ、ポジションマーク、サウンドホール・ロゼッタ、ボディのパーフリングにアバロン貝をふんだんに使ったインレイワークが目を惹きます。豪華なインレイワークは、当時のマーチンD-45よりも手が掛かっていたと言われています。
綺麗なコレクターズコンディションではなく、実用で使われてきた楽器ですので、使用にともなう弾き傷、打ち傷や引っかき傷も多数みられます。
トップのブリッジ後方に15cmほどのセンタークラックがあり、裏面からパッチをあててきちんと修理済みですので、将来的な心配はありません。
ペグは当時のオリジナルTM-30G。ゴールドメッキ部分に褪せや点状のサビが出ていますが、ストレスなく調弦できます。
ネックヒールキャップにストラップピンが追加されています。ボディのサイド・バックにも使用にともなう点傷や擦り傷があり、ネックバックもカポやスタンドでついた光にかざしてわかる軽微な凹みがあります。
指板面に消耗は見られず、フレット山も充分な高さがあります。
調整も行き届いており、弦高は12フレット位置で、6弦:2.4mm、1弦:1.8mm、楽器本来の鳴りを損なわない範囲で低めの、演奏性の良いアクションと思います。
往年のヤマハギターらしい、やや硬質で歯切れの良い、乾いたハカランダボディの迫力あるボリューム感たっぷりの鳴り、レスポンス良くかつ抜けの良い音色は、弾いている本人以上に正面で聴く音も素晴らしい響きです。
多くの有名フォークミュージシャンがレコーディングやステージで使用しましたが、当時の社会人の初任給の何倍もする高級楽器ですので、高嶺の花的な存在でした。
現在でも入手困難かつ貴重なプレミアムモデルのため、市場では200万円以上の高額プライスがついています。オリジナルハードケース付きです。
市場相場よりもかなりお安めですので、このプライスで入手できるのはチャンスと思います。お探しの方におすすめします。

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