GIBSON L-1 1926頃
EX+++ SSC ¥1,199,000 動画追加しました!

ロバートジョンソンのジャケット写真であまりにも有名なオリジナルL-1です。
初期のモデルで、渋い枯れた響きで、雰囲気バツグンのサウンド、この年代の楽器にしか無い味わい深い鳴りの素晴らしい楽器です。
L-1はもともとアーチトップのコンパクトギターとしてギブソンカラマズー工場創設時から生産されていたモデルで、1926年にフラットトップにモデルチェンジしました。1931年には14フレットジョイントのブルースキングモデルに変更、L-00へと変わっていきます。
オリジナルのこのスタイルの楽器は、わずかに5年ほどしか制作されていません。
今回の楽器はフラットトップにモデルチェンジした初期のもので、幅広のネックでアジャストロッドは入っていないエボニーロッド仕様で制作されています。シェラトンブラウンと呼ばれる薄い茶色のフィニッシュで、初期モデルだけのスペックです。
トップはアディロンダックスプルース、サイド、バックは資料ではメイプルとなっていますが見た感じ少し違うように見えます。当時使われていたペアウッドかも知れません。エボナイズドウッド(黒染の木)指板、エボニーピラミッドブリッジです。
ペグはオリジナルでややトルクが甘く遊びが多いですがチューニングは問題ありません。
新しくナット交換、リフレット擦り合わせ調整、サドル交換済みです。
アジャストロッドはありませんが、ネック角度調整済みで、新しい楽器と同様に弾き易くセットアップしてあります。
渋い色合いで塗装のムラとかが出ていますが、割れや大きな修復履歴はありません。トップセンター下部に塗装の線が出来ていますが木部内部には達していないようです。
演奏で出来たキズもそれなりにありますが、ほぼ100年前の楽器としては大変良い状態と言えると思います。
歴代のオーナーさんが手をかけて弾いてきた楽器らしい、歴史を感じさせるルックスがカッコ良いです。
ナット部幅47ミリ程度のやや薄めで平たい感じのグリップネックです。
アジャスタブルロッドは付いていませんがキッチリ調整修理していて、現在は真っ直ぐにセット済みです。
現在、カスタムライトゲージで12フレット上で6弦2.0ミリ、1弦1.7ミリでセットしています。サドルの高さの余裕はそれほどありませんが、これ以上低くセットすることは無いと思いますので、この状態で長く演奏出来ると思います。
トップブレイシングが薄く、強度的にカスタムライトかエクストラライトで演奏しますので、これ以上低いとテンション感の無いトーンになってしまいます。特にエクストラライトでしたらもう少し高くセットしても良いと思います。
柔らか目のアクションでハイポジションまで弾き易くバランスの良い演奏性です。
暖かみのある角のとれた、シンプルで味のある箱鳴りで鳴ります。ギラギラしない伸びやかで豊かな響きでいて、泥臭い深みのあるトーンはこの楽器ならではの魅力です。
渋いフレーズを爪弾くと、その悠久のサウンドに弾き込まれますね。
コレクションとしても大変価値がありますが、実際に鳴らすとその魅力にハマります。
なかなか入手困難な稀少品、それでいて実用的にキッチリセットされたお買い得品です。
古い紙製ソフトシェルケース付き、実用には向きませんので、実際の持ち運びにはハードケースがあったほうが良いです。

GIBSON L 1 1926 動画紹介!
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