RECORDING KING MODEL-5 1938
EX+++ SSC ¥495,000
Recording Kingは、ギブソンがOEM生産を行っていたブランドで、通信販売大手モンゴメリー・ワード(Montgomery Ward)によって販売されていました。
今回入荷のMODEL-5は、Recording Kingブランドの最上位モデルです。幅広な16 3/4インチの削り出し単板スプルーストップに、極上のフィギュアド・メイプル材を用いたボディを備え、ヘッドや指板の装飾的なインレイなど、非常に高水準なクラフトマンシップが感じられます。クラシックなクレモナ・サンバースト仕上げや、ファイヤーパターンのバウンド・ピックガード、さらには1930年代のL-10にも見られるチェッカーボード・バインディングなど、戦前ギブソンの特徴が随所に光ります。
スケールは24 3/4インチ(約628.65mm)のミディアムスケールで、ナット幅は約44.5mm。トップは削り出しの単板スプルース、サイドは単板メイプル、バックはフィギュアド・メイプルの合板仕様です。ネックにはメイプル、指板とブリッジにはハカランダです。ペグはグローバー製のモノに交換されています。
古い楽器らしくスリキズやアテキズがあり、塗装の削れた所も少々ありますが、深刻なダメージはありません。この時代に製造され使用されてきた楽器としては、綺麗なコンディションだと思います。バインディングには線の入っている箇所がありますが、崩壊してくるような雰囲気はありません。
ネックはしっかり感のある太めで、ソフトな丸みを帯びたVシェイプ。ナットは交換済みで、リフレットも施されており、フレット高も十分残っています。トラスロッドはありませんが、現状ではわずかな順反りしてる程度で、演奏性は良好です。
通常のギブソンアーチトップよりも深い4インチのボディは、低音域から中音域にかけて豊かな倍音があり、柔らかめのガラーンとした暖かみのある緩い響きです。
悠久の雰囲気を、きっちりと整備された状態で味わえる、非常に魅力的な一本です。ギブソンの1930年代製でありながら、ギブソンよりもはるかに手頃な価格という点でもおすすめのモデルです。
古い紙製ソフトシェルケース付きです。
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