MARTIN M-38 1995
EX- OHC ¥330,000

1995年製のM-38が入荷しました。新品時からすでに30年ほど経過し、実用で使われてきた楽器です。
マーチンのMシリーズは15インチサイズの000よりも一周り大きい、グランドオーディトリアムと呼ばれる16インチサイズでドレッドノート(Dシリーズ)と同じ弦長ですが、ボディーのクビレが深く、抱えやすいシェイプです。
ドレッドノート同様の豊かで伸びやかな鳴りと、繊細で艶やかな高音が特徴です。
1970年代にデビットブロムバーグ氏のアイデアで自身の持っていた1930年代のF-7アーチトップギターをニューヨークのマットユマノフの工房でフラットトップギターにコンバージョンしたことが始まりと言われています。
1977年にマーチン社ではマイクロングワース氏の手で、デビットブロムバーグ氏の協力を得てこのスタイルを製品化したのがMシリーズです。1977年にM-38、翌年に廉価モデルのM-36が発売されました。
1996年に一旦生産終了しましたが、その後、再生産され、モデルネームは0000に変更されます。今回の楽器は生産終了前のオリジナルスペックです。
ボディートップはスプルース、サイド、バックはインディアンローズウッド、マホガニーネック、バインディング付きのエボニー指板とブリッジです。
サウンドホールロゼッタにはソリッドアバロンが採用されています。
ペグはオリジナルシャーラー製で動作はスムーズです。ピックガードは鼈甲色のオリジナルです。
ボディートップにはビンテージ風の着色がされていて、ボディーやネックのバインディングも経年で色がヤケて渋い雰囲気になっています。
ボディートップのブリッジ中央後方からボトムにかけて、約18pのヘアラインクラックの修理痕があります。内部からパッチをあてて処置していますので、将来的な心配はありません。同じくブリッジ後方に凹みをともなう3pほどのやや深いヒッカキキズもあります。ボディーのサイドバックは使用にともなうスリキズやポツキズが少々、ネックバックにスタンドによるアテキズが4カ所あります。演奏にはそれほど気にならないと思います。ヘッドバック角面のウチキズは木地が出ています。ブリッジ周辺のクリアーラッカーに軽微な塗膜の剥がれ痕があります。 
ナット幅:42.6(実測)のレギュラーグリップです。弾きやすくセットアップしてあり、弦高は12フレット上で、6弦:2.4o、1弦:1.6o、指弾きでもフラットピックのストローク弾きでも弾きやすいセッティングです。
スキャロップブレイシングのため、厚みのある豊かな低音で伸びやかに鳴ります。軽いタッチでもレスポンス感のある響き、フラットピックではそれほど鳴り過ぎないニュアンスで、どちらかと言えばフィンガースタイルのほうがバランスが良いと思います。高音は艶やかで繊細、それでいて粒立ちの綺麗な美しい響きです。
後付けにてL.R BAGGSのI−BEAM/ACTIVEピックアップを搭載しています。プリアンプ内蔵のパワージャック仕様、サウンドホールの手元にVOLUMEコントローラーがついています。スタジオやライブシーンで使えるピックアップですが、バンド形式の演奏時にハウリングが気になる場合は、サウンドホールにフィードバック・サープレッサーをつけてお使いください。オリジナルハードケース付きです。修理履歴ありの為、市場相場よりもかなりお安く販売します。プレーヤー向きのお買い得品です。

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