MARTIN D-28 SB 1975
EX- OHC ¥341,000
マーチン社ではサンバーストをシェイドと呼んでいて、オプションカラーとして受注していました。マーチンのイメージはナチュラルカラーのためか、あまり生産されておらず、数の少ないレアモデルです。
粒立ちが良くタイトでいてパワフル、しっかりと鳴りの良い70年代D-28の特徴どおり、音の良い楽器でキッチリメンテナンス済みですが、ネックヒール部にたぶんストラップピンを打ったときにピキッといったらしいクラック跡があります。特に動くことはありませんので実用的には問題ありません。
また、ブリッジ本体が交換されています。
トップはスプルース、サイド、バックはローズウッド、エッボニー指板、エボニーブリッジです。
ブリッジは見た目ではわかりずらいですが、よく見るとオリジナルよりもわずかに大きいものに変わっています。わずかですので、音とかに影響するようなものではありません。
ペグはオリジナルグローバー102Cで動作はスムーズです。
ピックガードは交換済みで、マーチンクラックはありません。
ナットはオリジナルのまま、リフレット、ネック角度調整、サドル交換のうえ、弾き易くセットアップしています。
ネックヒールにストラップピンがセットしています。
エンドピン部分はジャックサイズにあけてあり、現在はコンバージョンピンがセットしてあります。
トップ全体に細かくキズ、ウェザーチェックが入っています。
サイド、バック、ネックは比較的綺麗な状態です。
渋く焼けていて適度にフェイドした渋い色合いです。塗装の艶は綺麗にのこっていて状態の良いコンディションです。
ナット部幅42.5ミリ程度、やや太目のレギュラーグリップSQネックです。
12フレット上で6弦2.2ミリ、1弦1.5ミリで、かなり低目でセットしてあります。サドルの高さがしっかりとありますので、このアクションでもそれなりにテンション感があってしっかりと鳴ります。
弾いてこられた楽器らしい、ドンとレスポンスする箱鳴りでパワフル感があります。
中高音は粒立ちのクリアーな華やかで抜けの良いトーンで、全体になりの良い楽器です。
典型的なアコースティックギターサウンドと呼ばれるように、バランスが良く適度にタイトでいて大味な箱鳴り感がある、70年代特有の華やかさのあるサウンドです。
軽く爪弾くときの繊細な感じから強いタッチのストロークまで表情豊かな鳴りが気持ち良いと思います。
ネックヒールのリペアー、ブリッジ交換がありますが、楽器としての魅力は素晴らしいですので、実際にプレイされるミュージシャンには大変なお買い得品だと思います。
当時あこがれだったオリジナルブルーケースも付いています。
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