GIBSON LG-1 1954
EX+++ SSC ¥528,000
スモールガード期の大変希少な50年代初期スペックです。スキャロップラダーブレイシング構造で、後年のラージガードモデルよりも豊かな量感のある鳴りが特徴です。
LG-1は1943年から制作される当時のギブソンの中では廉価なモデルです。スタイルはLG-2と同じですが、XブレイシングのLG-2よりも軽くシンプルな泥臭いトーンが特徴で、ブルースや泥臭い雰囲気の弾き語りのプレイヤーには人気のモデルです。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダストレートブリッジです。
ペグはクルーソン3連タイプのレプリカに交換済みで、動作はスムーズです。
デルリン製オリジナルナット、オリジナルフレットで調整しています。ネック角度修正、擦り合わせ、オリジナルサドルのまま再調整済みで弾き易くセットアップしています。
ウェザーチェックが細かく入り、小キズが点在していて、渋く焼けてはいます。見た目にはほとんどわかりませんが、トップ向かって左上部分にキズを補修して部分塗装されています。全体に塗装の艶が綺麗に残っていて、特にサイド、バックはかなり綺麗な状態です。
内部バックブレイシングの再接着跡がありますが、大変アメリカンな修理で接着剤の拭き取りが綺麗ではありません。
バック左ウェスト部分にクラック補修があり、内部で割れ止め処置済みです。
とは言え、70年以上経過した楽器としてはかなり良いコンディションだと思います。
ナット部幅42.5ミリ程度のレギュラーグリップで、やや太目ネックです。
真っ直ぐに調整済みで、アジャストロッドもしっかりと効いていて余裕があります。
12フレット上で6弦2.1ミリ、1弦1.3ミリ程度で、弾き易いセットです。
サドルの高さの余裕はそれほどでもありませんが、まだ多少の余裕があり、今後の調整も簡単に出来ると思います。
かなり低い弦高で、ハイポジションまで弾き易く、バランスの良いセッティングでいて、テンション感もあって鳴りが良いです。
強めのタッチで演奏されるのでしたら、もう少し高くセットしたほうが良いかも知れません、低音の鳴り感ももっと出ると思います。
枯れたこなれた感じのカラッと明るい鳴り、シンプルで暖かみのあるトーンで見た目よりもボリュームがあります。軽快でメリハリ感がありながら深みのある豊かな鳴りです。シンプルな箱鳴りで、高音も粒立ちが良く、しっかりと鳴りがあります。渋いブルースやラグタイムっぽいフィンガーピッキングには、大変味があって良いですし、弾き語りでのバッキングでも低音が出過ぎず、ボーカルを引き立てると思います。
50年代初期ならではの渋い味のトーン、弾いていて馴染む楽器です。
汎用の古い紙製ソフトシェルケース付きです。
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