YAMAHA FG-1500 1971
EX- OHC ¥594,000
ヤマハは1966年から本格的なアコースティックギター「FGシリーズ」を発売し、大変な成功を収めました。1971年には、当時の最上級ハンドメイド・カスタムモデルであるFG-1500、FG-2000を発売。設計・デザインは中本輝夫氏が手がけ、そのパワフルなサウンドで高い評価を受け、現在でも入手困難なプレミアム・ヴィンテージとして人気があります。
初年度である1971年モデルは、ヘッドデザインが広いタイプで、1972年には先端が細いタイプに変更されたため、特に希少性の高い楽器です。本体のシリアルナンバーは【233】です。
トップ材には厳選されたエゾ松、サイド・バックにはハカランダを使用し、センターにメイプルを配した3ピースバック構造となっています。ネックはマホガニー、指板とブリッジはエボニーです。
当時のヤマハにおいて最高級の材を用い、最高の技術で手工製作された逸品で、革ラベル部分には縦書きで中本氏のサインが入っています。
1971年製で、約50年以上経過しているので年式相応の弾き込み感があり、トップラッカーにはウェザーチェックや弾き傷が見られ、渋く飴色に焼けた貫禄あるルックスです。あて傷や引っかき傷が点在しており、トップ左下バインディング付近には約14cmの縦クラックがあり、こちらは裏から補修済みです。サイド・バックはサテンフィニッシュで、バック右下のバインディング付近には、縦9cm×横1cmの凹みを伴う深い傷があり、パテ埋め修理の痕が目立ちます。また、バック左ウエスト部分にチェッキングがありますが、木部には達していません。ネック裏にもあて傷が点在しますが、演奏上の問題はありません。ペグの動作もスムーズで、こちらも問題ありません。
ナット幅は約44mm、スケールは約635mmのショートスケール。ネックグリップはやや太めのレギュラーグリップです。
この年代のモデルはもともと弦高が高めに設定されていますが、こちらの個体は12フレット上で
6弦:2.5mm、1弦:1.8mmと弾きやすく、入荷時にサドル交換済みで調整の余裕もあります。
フレットは擦り合わせ調整済みで、高さはやや低めですが、ナット溝の調整も施されており、弾きにくさはあまり感じません。アジャストロッドも正常に作動し、安心してお使いいただけます。
メリハリの効いたブライトでダイナミックな音色で、音抜け・鳴りの良さは抜群。やや小ぶりなフォークサイズで、低音が暴れすぎないバランスの良さは、FG-2000よりも優れていると感じられます。
経年変化によって枯れた味わいのある音に仕上がっていますが、やはりそこはダイナミックな“ヤマハ・サウンド”。
貫禄あるルックスと相まって、非常に雰囲気のある良い楽器です。お探しだった方はお早めに!
付属品はオリジナルハードケースです。
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