Woodman Instruments Ochanomizu

TAYLOR 814CE 2017
EX+++ OHC ¥368,500 動画追加しました！

2017年製のﾃｲﾗｰｷﾞﾀｰ､ﾌﾗｯｸﾞｼｯﾌﾟﾓﾃﾞﾙ｢814ce｣が入荷しました｡
このﾓﾃﾞﾙは､2014年にﾃｲﾗｰ社が創業40周年を迎えた際に､ﾏｽﾀｰﾋﾞﾙﾀﾞｰである“ｱﾝﾃﾞｨ･ﾊﾟﾜｰｽﾞ”氏によってｱｯﾌﾟｸﾞﾚｰﾄﾞが施されたものです｡

新たにﾌﾞﾚｲｼﾝｸﾞの見直しや塗装の厚みの変更が行われ､色が薄くまだらな｢ｽﾓｰｷｰｴﾎﾞﾆｰ｣材が使用されました｡さらに､ｲﾝﾚｲﾃﾞｻﾞｲﾝやﾋﾟｯｸｶﾞｰﾄﾞが木製に変更されるなど､ﾙｯｸｽ面でもｳｯﾃﾞｨで渋い雰囲気にｱｯﾌﾟｸﾞﾚｰﾄﾞされています｡

ﾎﾞﾃﾞｨｼｪｲﾌﾟはｸﾞﾗﾝﾄﾞ･ｵｰﾃﾞｨﾄﾘｳﾑ（GA）で､ﾄｯﾌﾟはｼﾄｶｽﾌﾟﾙｰｽ､ｻｲﾄﾞ＆ﾊﾞｯｸはｲﾝﾃﾞｨｱﾝﾛｰｽﾞｳｯﾄﾞ､ﾈｯｸはﾄﾛﾋﾟｶﾙﾏﾎｶﾞﾆｰ､指板およびﾌﾞﾘｯｼﾞはｴﾎﾞﾆｰを採用しています｡
ｸﾞﾗﾝﾄﾞ･ｵｰﾃﾞｨﾄﾘｳﾑはﾃｲﾗｰｷﾞﾀｰにおけるｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞなﾎﾞﾃﾞｨｼｪｲﾌﾟで､抱えやすさとｻｳﾝﾄﾞﾊﾞﾗﾝｽに優れています｡

ﾅｯﾄ幅は44.5mm､ｽｹｰﾙは647.7mm｡ｶｯﾀｳｪｲが採用されており､ﾊｲﾎﾟｼﾞｼｮﾝでの演奏性も抜群です｡
ﾌﾞﾚｲｼﾝｸﾞには｢Advanced Performance｣仕様のXﾌﾞﾚｲｼﾝｸﾞを採用し､一音一音の分離感に優れたｻｳﾝﾄﾞﾊﾞﾗﾝｽが特徴です｡

塗装はﾎﾟﾘｳﾚﾀﾝ･ｸﾞﾛｽﾌｨﾆｯｼｭのUV塗装で､従来ﾓﾃﾞﾙの6ﾐﾙから3.5ﾐﾙへと塗装の厚みが薄くされ､ｻｳﾝﾄﾞﾚｽﾎﾟﾝｽの向上が図られています｡

ﾎﾞﾃﾞｨおよび指板のﾒｲﾌﾟﾙﾊﾞｲﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ､ﾛｰｽﾞｳｯﾄﾞ材のﾋﾟｯｸｶﾞｰﾄﾞなど､外観も渋く仕上げられています｡ﾍﾟｸﾞにはﾃｲﾗｰﾛｺﾞが入っており､くすみはあるものの動作には問題ありません｡

ﾋﾟｯｸｱｯﾌﾟｼｽﾃﾑには｢ES2（Expression System 2）｣を搭載｡ﾋﾟｴｿﾞにかかる圧力をﾈｼﾞで任意に調整でき､ｸﾘｰﾝで輪郭のはっきりとした､ｱｺｰｽﾃｨｯｸ感あふれるﾅﾁｭﾗﾙなｻｳﾝﾄﾞを再現可能です｡
ｻｲﾄﾞにはVOL（ﾎﾞﾘｭｰﾑ）･BASS･TREBLEの3つのｺﾝﾄﾛｰﾗｰがあり､細かな音色調整にも対応します｡

2017年製でしっかり弾き込まれた個体です｡使用に伴うｷｽﾞが各所に見られ､ﾄｯﾌﾟにはｱﾃｷｽﾞや引っかきｷｽﾞが点在､ﾊﾞｯｸにも大きなﾊﾞｯｸﾙｷｽﾞや小ｷｽﾞがあります｡ｻｲﾄﾞにも擦りｷｽﾞや小ｷｽﾞがありますが､いずれも軽度です｡ﾈｯｸ裏は綺麗で､指板にも凹みなどはなく問題ありません｡全体的に｢しっかり使い込まれてきた｣という印象の個体です｡

調整も行き届いており､12ﾌﾚｯﾄ上で6弦：2.3mm､1弦：1.6mmと弾きやすいｾｯﾃｨﾝｸﾞです｡ｻﾄﾞﾙの高さにも余裕があり､ﾄﾗｽﾛｯﾄﾞも左右に機能｡ﾌﾚｯﾄも凹みはなく､まだ高さにも余裕があるため､当面はﾒﾝﾃﾅﾝｽﾌﾘｰでご使用いただけます｡

ｻｳﾝﾄﾞは低音から高音までの分離感が良く､ﾚｽﾎﾟﾝｽも抜群｡高音弦が華やかに響く､非常にﾊﾞﾗﾝｽの良いﾄｰﾝです｡各弦の分離が良いため､ｽﾄﾛｰｸからｱﾙﾍﾟｼﾞｵ､ｿﾛｷﾞﾀｰまで､ﾋﾟｯｷﾝｸﾞﾆｭｱﾝｽを繊細に表現できます｡

ﾃｲﾗｰｷﾞﾀｰは本国ｱﾒﾘｶでここ数年､ﾄｯﾌﾟｼｪｱを維持しており､多くのｱｰﾃｨｽﾄやｽﾀｼﾞｵﾐｭｰｼﾞｼｬﾝに愛用されています｡
814ceは現在も生産されており､現行ﾓﾃﾞﾙではV-Classﾌﾞﾚｲｼﾝｸﾞが採用されています｡ｻｳﾝﾄﾞｷｬﾗｸﾀｰはやや異なりますが､Xﾌﾞﾚｲｼﾝｸﾞのｻｳﾝﾄﾞを好む方も多いため､この時期の814ceをお探しの方には非常におすすめの1本です｡

付属品はｵﾘｼﾞﾅﾙﾊｰﾄﾞｹｰｽです｡

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