LARRIVEE C-10M 1992
EX+++ OHC ¥495,000 動画追加しました!

1992年製の C-10M が入荷しました。
ジーン・ラリビー氏率いる、カナダ製の手工ギターで、フィンガーピッキングのギタリストからも高い評価を得ているブランドです。

今回入荷した個体は、オプションオーダーにて製作された特別仕様のモデルで、16インチサイズのフローレンカッタウェイ・ボディ、トップにはスプルース、サイド&バックには美しいカーリー・メイプル、ワンピース・マホガニーネック、エボニー指板、エボニーブリッジが採用されています。
ナット幅は44mm(実測)、スケールは25.5インチ(648mm)です。

すでに新品時から30年以上経過している楽器のため、ボディトップは自然な経年変化による色焼けが見られますが、傷も少なく、これまで非常に丁寧に扱われてきたことがうかがえる使用感の少ない極美品です。

ヘッドトップには美しい“Flying Eagle”インレイが施され、指板には“Presentation Style”のアバロンインレイが飾られています。
ボディのパーフリングはローズウッドとアバロンのコンビネーション、指板にはアイボロイド・バインディング、ボディバインディングにはメイプル材が使用されています。
サウンドホール・ロゼッタは木象嵌(組木細工)で装飾されており、細部まで丁寧に作り込まれた高品質な手工モデルです。
写真では判別しづらいですが、ゴルペ板タイプのピックガードも装着されています。

ナットとサドルには象牙が使用されており、ナット幅のわりにネックは薄めの設計で、演奏性も非常に良好です。
シャープなカッタウェイスタイルはハイポジションでの演奏にも適しており、高く評価されています。
オリジナルのシャーラー製ペグも装備されており、チューニングもスムーズです。

目立つ傷や修復痕は一切なく、光にかざしてよく見るとペン先ほどの小さな打痕や擦り傷が若干ある程度で、指摘されなければ気づかないほどの軽微なものです。サイドやバックもトップと同様に美しい状態を保っています。ネックバックや指板面も綺麗で、年式から考えても保管状態の素晴らしいニアミント・コンディションです。

ネックの状態はストレートで、カッタウェイ構造によるネックアングルの影響で1弦側のサドルに余裕があまりありませんが、
12フレット上での弦高は6弦側:2.3mm、1弦側:1.8mm、フレットの山も十分に残っており、トラスロッドも正常に機能しています。

サウンドは、低音から高音までクリアで明るく、高音弦のサスティンも良く、一音一音の粒立ちも美しく、フィンガーピッキング時のバランスも優れており、タッチ次第ではスイートな響きも楽しめます。

30年前の新品時のメーカー価格は¥450,000(税抜)。C-10は一時生産中止となり、2008年に再リリースされましたが、再生産以前のC-10は流通数が少なく、市場でも滅多に出回らない逸品です。
特に、メイプル材を使用した個体は極めて希少ですので、お探しだった方はこの機会をお見逃しなく!

付属品はオリジナルハードケースです。



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