GIBSON L-1 1926
EX+++ HC ¥1,298,000 SOLD
ロバートジョンソンのジャケット写真であまりにも有名なオリジナルL-1です。しかも、フラットトップ初年度最初期ロットのアーチバック仕様です。
L-1はもともとアーチトップのコンパクトギターとしてギブソンカラマズー工場創業時の1902年から生産されていたモデルで、1926年にフラットトップにモデルチェンジしました。1931年にはブルースキングスタイルデザインに変更、その後L-00へと変わっていき、1942年にLG-2シリーズへとバトンタッチします。
オリジナルのこのロバートジョンソンスタイルの楽器は、わずかに5年ほどしか制作されていません。
さらにこの楽器は最初期ロットのモデルで、バックは単板削り出しのアーチバックです。アーチトップ時代のボディーをそのまま受け継いでフラットトップで制作されています。まだ作りかけのアーチトップ用にボディーが残っていて、それを流用したと思われる初年度の初期ロットのみの大変貴重な過渡期モデルです。
渋い枯れた響きで、雰囲気バツグンのサウンド、この年代の楽器にしか無い味わい深い鳴りの素晴らしい楽器です。
トップはアディロンダックスプルース、サイド、バックはメイプル、エボナイズドウッド(黒染の木)指板、エボニーピラミッドブリッジです。
ペグはオリジナルでややトルクが甘く遊びが多いですがチューニングは問題ありません。
エボニーでナット交換、新しくリフレット調整、サドル交換済みです。
アジャストロッドはありませんが、ネック角度調整済みで、新しい楽器と同様に弾き易くセットアップしてあります。
渋く焼けて細かくウェザーチェックが入っています。演奏で出来たキズもそれなりにありますが、ほぼ100年前の楽器としては大変良い状態と言えると思います。
サイド、バックの状態も綺麗で、もちろん割れや大きな補修はありません。
歴代のオーナーさんが丁寧に弾いてきた楽器らしい、歴史を感じさせるルックスがカッコ良いです。
ナット部幅47ミリ程度の幅広やや薄めで平たい感じのグリップネックです。
指板にはアールが無くフラットです。
アジャスタブルロッドは付いていませんがキッチリ調整修理していて、現在は真っ直ぐにセット済みです。
現在、エクストラライトゲージで12フレット上で6弦2.4ミリ、1弦2.0ミリでセットしています。サドルの高さはまだ余裕がありますので、もう少し低くも可能です。
トップブレイシングが薄く、強度的にカスタムライトかエクストラライトで演奏しますので、低いとテンション感の無いトーンになってしまいます。このくらいがベストなセッティングだと思います。
柔らか目のアクションでハイポジションまで弾き易くバランスの良い演奏性です。
暖かみのある角のとれた、シンプルで味のある箱鳴りで鳴ります。ギラギラしない伸びやかで豊かな響きでいて、泥臭い深みのあるトーンはこの楽器ならではの魅力です。見た目のイメージよりも低音の鳴りが豊かで、大変雰囲気のあるサウンドです。
渋いフレーズを爪弾くと、その悠久のサウンドに弾き込まれますね。
コレクションとしても大変価値がありますが、実際に鳴らすとその魅力にハマります。
なかなか入手困難な稀少品、それでいて実用的にキッチリセットされたお買い得品です。
汎用のハードケース付きです。
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