GUILD F-30 NT 1980
EX+++ OHC ¥247,500
小ぶりなボディーながらしっかり感のあるパワフルトーン、こなれた鳴りの良い1980年モデルです。
F-30はギルドブランドでギターの製作が始まった1954年に登場しました。1969年頃にポールサイモン氏がF-30を使用した事で、一躍脚光を浴びました。同氏のF-30はポールサイモンのための特注品でサイドバックはブラジリアンローズウッドでした。レギュラーF-30は1973年にはマイナーチェンジされ丸味を帯びたボディーシェイプ、深胴になっています。
今回の楽器は1980年製で73年以降のスペックで、70年代同様F-30らしい粒立ちの良さ、レスポンスの良い箱鳴り、繊細というよりブライトかつパワフルに鳴る印象です。
トップはスプルース、サイド、バックはマホガニー、ローズウッド指板、ハカランダブリッジです。ワシントン条約で規制されて以降もなぜかギルドではブリッジだけはハカランダで制作していました。
ペグはオリジナル3:3オープンバックグローバーチューナーで、トルクムラがありますがチューニングは問題ありません。
ナット、フレットともにオリジナルのままで調整してあります。フレットは擦り合わせ調整のためやや低目ですが、普通に演奏性が良く、まだまだとうぶんこのまま使えると思います。
ネック角度リセット調整していて、サドルは交換済み、しっかり高さが確保されています。
渋く飴色っぽく焼けていますが塗装の艶は綺麗なコンディションです。ピックガード周り、ピックガード外側はピックによるキズが盛大にあります。ネックバックローポジションの塗装が剥がれてきています。
細かなキズも若干ありますが、45年前の楽器としてはかなり良い状態と言えると思います。
しっかりと弾いてこられた楽器ならではの雰囲気のあるルックスです。
ナット幅42.5ミリのレギュラーグリップネックです。
真っ直ぐに調整されていて、アジャストロッドも余裕あります。
12フレット上で6弦2.5ミリ、1弦1.7ミリですので、低めで弾き易く、それでいてテンション感もあります。
サドルの高さがかなりありますので、将来、もう少し低く加工出来る余裕もしっかりとあります。
粒立ちが良く、ブライトで立ち上がりの良いトーンでしっかり箱鳴りします。
芯が硬めな感じで切れの良いパワフルなサウンドで、弾き込まれてきた楽器ならではの軽快なこなれ感が気持ち良いです。
指弾きで軽いタッチでも音も粒立ち良く、ハッキリしたサウンドです。
低音に量感があり、マホガニーらしい暖かさを感じるトーンで、やや荒っぽい感じで鳴ります。
歌のバックでのストローク弾き、指弾きでの弾き語り、ソロギター、演奏スタイル問わず使えるモデルだと思います。
当時のしっかりとしたオリジナルハードケース付きです。
音の良い楽器ながらギブソン、マーチンの同年代のビンテージと比べて、お手頃価格なのも魅力ですね。
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