WASHBURN Deluxe Guitar 5238 1920代
EX+++ SSC ¥660,000
グランドコンサート14インチサイズのコンパクトモデルで、マーチンの0と00の中間くらいのボディーを持つモデルです。
資料によると1920年頃から制作されていて、Deluxeはシリーズの上級モデルのようです。
正確な年代は不明ですが、資料写真とかでは1928年となっていますので、たぶんその頃に制作されたものだと思われます。
WASHBURNブランドの楽器は、GEORGE WASHBURN LYON氏とPATRICK HEARLY氏が1864年にシカゴで楽器販売会社DITSONのシカゴ支店をはじめたことにさかのぼります。
1883年には、LYON&HEARLYブランドで独自に弦楽器の製造販売を始め1888年にはDITSONから独立、GEORGE氏のミドルネームをとってWASHBURNブランドで楽器の製造をはじめ大成功します。
WASHBURN社は全米の楽器販売会社に向けてOEMで複数のブランドで楽器を製造していて、当時年間10万本のギターを制作していたとあります。
1928年にはギター事業を売却、その後もWASHBURNは、アメリカを代表するギターブランドとして親しまれてきました。
今回の楽器は、初期に制作されたグランドコンサートモデルと呼ばれるコンパクトなデザインの楽器で、トップにゴールドのイラストがプリントされています。
Xブレイシングですが、かなりトップ板が薄く、ガット弦仕様かも知れません。現在はエクストラライトゲージをセットしていて、コンパウドゲージでも大丈夫だと思われます。
当店入荷後にネック角度リセット、ネック修正等、ハイポジションまで演奏性良くセットアップしました。
もちろん、ナイロン弦でも良いですが、エクストラライトゲージによる艶やかでいて華やかな優しいトーンがとっても魅力的です。
トップはアディロンダックスプルース、エボニー指板、エボニーブリッジです。
サイド、バックはブラジリアンローズウッドだと思いますが、サイドは板目のあきらかなブラジリアンですが、バックはインディアンローズにも見える材です。当時はマーチン以外はローズウッドはブラジリアンと他のローズウッドと区別しないで使っていたらしく、このような微妙な材も多く見受けられますね。内部を見ると製材時のノコギリの跡が見えてて、時代を感じます。
ペグはオリジナルオープンタイプで動作は問題ありません。
ナット交換、サドル交換、ネック角度リセットと必要な調整はしっかりとしてあります。フレットはオリジナル同様のバータイプでリフレットされていて、高さがしっかりとあり、演奏性にややクセがありますが安心して使えます。
トップはオリジナルで渋く色焼けして飴色に変色していますが、割れは無く、大きなキズやダメージもありません。わずかなピックキズが見られる程度です。サイド、バックは軽くオーバースプレイされていて綺麗な状態です。
100年くらい経過した楽器としては素晴らしい状態だと思います。大切に扱われていたことが伺える貴重な楽器ですね。
ナット部幅49ミリ程度、幅広のラウンドグリップネックです。
12フレット上で6弦2.1ミリ、1弦1.6ミリ程度でセットしています。かなり低めのセッティングでハイポジションまでスムーズな演奏性に仕上がっています。
サドルの高さにかなり余裕がありますので、さらに低く調整も可能ですが、テンションが無くなりますので、このくらいがベストセットだと思います。
甘く繊細な優しさがありながら、豊かでボリューミー、艶やかな美しいトーンで鳴ります。
軽いタッチでも音量があり、100年の年月を重ねた楽器ならではの雰囲気いっぱいのサウンドです。
音の良さ、楽器の稀少性ともに今後入手困難な楽器です。
WASHBURNの資料本に写真とか説明はありますが、実際に見ることはほとんどありません。これだけしっかりとした状態で残っていることも奇跡的ですね。
マーチンの同年代のアンティークギターの半額以下で、今後高騰の可能性も高いかも知れません。
さすがにかなりボロいですが当時のオリジナルハードケース付きで、これも奇跡的に貴重です。
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