2006年5月20日 PHILADELPHIA GUITAR SHOW
  
ペンシルバニア州フィラデルフィアダウンタウンから車で一時間程度の郊外で開催されるかなり規模の大きいショーです。
ニューヨークからも近いエリアのせいか、良い楽器が集まることでも人気の高いイベントです。
ダラスと違い、ヴィンテージギターがほとんどです。
相変わらず、エレキはすごい楽器が多く、少し前ではほとんど見られなかったような楽器が大量に見られます。
また、主催がアコースティックギターコレクターのゲーリーバネットのため、アコースティックの業者さんの参加が多く、楽しみなイベントです。
写真上のラリー氏が持っているのは、フルオリジナルのロイドロアーで、しかも大変綺麗です。
エレキは、かなり豊富で見てまわるだけでも楽しめます。
戦前のナショナルを中心に大量のリゾネイターギターが見れるのもこのショーの特徴です。
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展示ブースの一部を紹介
  
左は、ストロンバーグのオリジナル、今回はスーパー400やL-5、エピホンエンペラーやアンジェリコのオリジナル等、フルアコジャズギターもかなりありました。
真ん中は1925年0−45、ヘリングボーンD-28が二本、右は0−28K、0−21、OM-18シェイドのそれぞれ極上品です。
  
左はゲーリームーア氏のスタンダード、何と3800万円です。
真ん中もスタンダードのオリジナルでバリバリトラ目です。
ゼマイティスも極上品です。
  
フェンダー、ギブソンのヴィンテージは、とにかく大量にあり、しかもカスタムカラーをはじめ、すごい楽器があちこちに大量に展示されています。 真ん中のレスポールは59年で、価格は付いていません。
価格がすごく高くなったことで、投機的なコレクターが高く売ろうと、いっせいに出し始めたように思います。

個人的には、戦前ものリゾネイターギターもかなり見られて嬉しかったです。
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今回買い付け商品
今回買い付けできた楽器を紹介します。
楽器は日本に到着したあと、調整、修理のうえ展示いたします。
価格は展示時に表示しますが、興味のある楽器がありましたらお店にお問い合わせください。
 
今回の中でも貴重品のCF-100Eは、大変綺麗な保管状態でした。
0−18Kは1924年製でピラミッドブリッジの貴重品で、トラ目が綺麗なコアウッドです。
  
コルテズのナチュラルブロンドの綺麗なものが三本も入手出来ました。
  
オールマホガニーのキャバレロは、大変綺麗です。
1968年タバコサンバーストB-25も貴重品です、
12弦はB-25で、ピカピカに綺麗な楽器です。
  
ジャクソンブラウンやボブディラン、かまやつひろし、坂崎幸之助と愛用者の多い貴重品CF-100は今回の目玉です。
J-45ダークチェリーバーストも大変綺麗でハカランダブリッジのフルオリジナルです。
L-00は、ピックウェアーはありますが、良い楽器で、音が良いです。
  
左からLG-0、LG-1、LG-0の1069年スプルーストップです。
  
珍しい1962年のF-30,これは入手困難なレアアイテムです。
D-18、D-19ともにピカピカの極上品でブルーケース付きです。
  
D-35はハカランダ、鼈甲色ガードで大変綺麗な楽器です。
0−18Kもバリバリトラ目の美しい極上品です。
ブルーケース付きの00−28クラシック、貴重品です。
  
ハーモニーのヴィンテージアーチトップ。
1920年代ハカランダのマンドリンはすごく鳴ります。
マカフェリー製プラスティックウクレレ
  
綺麗な保管状態のチャンプラップ、スプロも状態が良いです。
パンダは初期モデルながらオリジナルケース付きで極上コンディションです。

1927年TB-3のコンバージョンものです。
オリジナルボディーで深い響きのサウンドは、ビンテージバンジョーならではの鳴りです。
オリジナルテナーネック、オリジナルテナーケースも付属しています。
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