2007年11月16-17日デラウェアー州グレートアメリカンギターショー買い付け情報

11月16、17日と二日間行われたギターショーの様子です。こちらでのショーははじめての会場でした。
準備前のこの写真のように、アメリカのギターショーとしては、かなり規模が小さく、最初に見たときには「これはヤバイ」と思ってしまいました。
もともとはフィラデルフィアーで行われていた、大規模なショーでしたので、期待していたのですが、この広さでは厳しいです。

この写真のように、楽器が入ってしまうと、それなりに賑わいがあり、見た目もそれほど寂しい感じはありませんでした。
日本からは、黒○楽器さんが来ていましたが、二日目の途中で引き払っていました。
買付商品は、別にお知らせしていますが、やはりこれはと言う楽器はなかなかありませんでした。
特にアコースティックは、搬入時に良い楽器は無くなってしまいますので、運び込まれる楽器を手伝いながら片っ端から開けて交渉します。
狭く、業者さんが少ないため、買付部隊が集中して、交渉も大変でした。
今回は、10月のテキサスに比べ、円高だったこともあり、また、アメリカの景気の影響もあってか、ビンテージギターの買付け価格は、気持ち安くなっています。
 
今回、普通のミディアムクラスのレンタカーを予約していましたが、たまたま、車の都合で、タダでフルサイズプレミアムクラスのマーキュリーグランドマーキスにグレードアップされていました。ラッキー!、全長5メートル40センチの大きな車も、アメリカなら全然気になりません。
 
主催者のゲーリーバネットの仲間は、いつもセッションで盛り上がっています。みんなうまいんです。
右の二人は、ジョニー夫妻で、いつも兄夫妻といっしょにギターショーに参加していましたが、今年、お兄さんが亡くなられて二人だけで来ていました。
  
久々にプリウォーマーチンがかなり展示されていましたが、その価格には驚かされます。
マホガニーのD−18でも、300万円を軽くオーバーするプライスがつけられています。展示のみでヘリングボーンもありましたが、もう30年代ものは1000万円オーバーも現実味を帯びて来ました。
大変珍しいレスポールジャンボ(右)は、個人的に欲しかったのですが、あまりに状態が良く無く、断念しました。
  
  
  
数は少ないですが、エレキは相変わらずすごいものが展示されています。
レスポールは、ややキズは目立ちますが、それでも3000万円近いプライス、カスタムとストラトともに、新品同様タグ付きでした。
           
このアーチトップとマンドリンは、ギブソン創世記の頃の、博物館ものです。
真ん中の5Kは、日本に持ち込んで250万円以上になるような驚きのプライス、日本のほうが安いです。
 
ショーの会場には、自分の楽器を売りに来るお客様も多いですが、従来に比べると、かなり少なく、買付けは厳しかったですね。
しかも、個人の持ち込みでも、みんなディーラーの店頭価格くらいの金額を言うため、大変困ったもんです。
オークションサイトでの価格が高騰しているため、それを基準に持ち込み、みんなかなり強気なプライスですが、ディーラーと違って、コンディションはもちろん、オリジナリティーのあやしい楽器もかなりあります。
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