2009年4月17日 DALLAS GUITAR SHOW
 
ダラスダウンタウン近くにある、新しいランドマークとも呼ばれるルネッサンスホテル横のイベントホールで開催されるギターショーです。
年々規模が拡大しており、毎年、有名ミュージシャンのライブ演奏も多数ある、全米最大規模のギターショーです。
通常、週末開催されますが、このダラスに限り木曜から開催され、一般入場も金曜からとなっています。

膨大なスペースに新品、ビンテージ、小物、アクセサリー、ファッション等のブースが設置されています。
しかし、今年は空きブースが目立ち、ギター関連の業者さんは前年の1/3程度しか埋まっていません。
日本からの買い付けも、数社を数える程度でしたし、ヨーロッパからはイギリスから一社見かけただけでした。
場所が広いだけに、大変さびしい感じで世界的な不況感を感じました。
アメリカの知り合い業者さんも、大変厳しいと口をそろえていました。
実際、売れなくなり、価格が下落しているエレキビンテージは、展示数量も少なく、一時より安い価格ながら、なかなか売れていません。
そんな中、唯一売れるのはビンテージアコースティックで、希少なビンテージアコースティックは、ほとんど価格は下がっておらず、しかも、ほとんど商品がありません。
会場を歩いても、魅力的なアコースティックビンテージはほとんどありませんでした。
いっしょに来ていた日本の業者さんも、かなり買い付けに手こずっていて、知り合いの買い付けディーラーにも頼んで、かろうじて数を確保している状況でした。
私は、早々と二日目であきらめて、土曜からルート66ドライブに出かけました。
そのため、会場の写真は少ないですが、雰囲気を見てください。
 
このギターは、ミシシッピージョンハートが長く使っていたギターです。この使い込まれた貫禄が何と言えず味わいがあります。
あやしい改造、ボロボロのキズ、すべてが彼の魂を感じさせます。
もちろんショーのための非売品ですが、個人のコレクターの所有品です。
  
相変わらずエレキがほとんどですが、中にオリジナル5Kを発見、あまりに高くてこの日は売れていませんでした。
数は少ないですが、高額ビンテージエレキも見られます。
  
ソネックスは買い付けましたが、このVは、あまりに高くてあきらめました。
こんな80年頃のものは、予想以上に高くなっています。
  
レスポール、ストラトの60年代以前の楽器は、一時の6割くらいまで下がってきた感じですが、それでも日本の市場価格を考えるとまだ割高です。
しかも、価格が下落してから、本当に綺麗な良い楽器はなかなか見なくなりました。
  
相変わらずTシャツやファッション、小物アクセサリーのブースはたくさん出ていましたが、それも少し減っていました。
  
かなりボロですが、大変珍しいカッタウェイモデル、カッコ良いですね。
  
  
  
このような空きブースがあちこちにあり、閑散とした感じでした。
  
他にも、FENDER、GIBSON等の新品ブースが多数場所をとっていて、楽器フェアーの感じもありました。
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