2010年4月16日から18日-DALLAS VINTAGE GUITARSHOW会場レポート
 
ショー会場入り口付近のブースではこんなテキサス娘がお出迎えしてくれます。
ダラスのショーの目玉はイベントコンサートで、毎日3箇所のステージで有名ミュージシャンのコンサートが行われています。
写真は、メインステージでのスケジュールの一部です。
前日夜にはリッキースキャッグスが演奏していました。土曜夜のオールスタージャムには、ニールショーン、リックデリンジャー、ジョージリンチも出演していました。
日本では知られていないローカルバンドもみんなうまくてカッコ良いバンドばかりです。
初日は業者さん搬入日で、会場内のあちこちでケースをあけて商談しています。
日本からも久々に多数のディーラーが来ていましたが、毎年見られるヨーロッパからのディーラーが来ていません。
やはり景気の影響なのでしょうか。
  
会場の準備風景です。搬入途中に買い付けディーラーさんがケースを開けて商談交渉しますが、搬入は一日かけていろいろな業者さんが来ますが、数が多いため、買い付け業者さんが集中することはあまりありません
  
近年、ダラスのショーでは、エレキや新品の比率が高く、また、イベント中心だったり、ビンテージギター以外の出展が多いうえにブース代金が高いということで、特にアコースティック系のビンテージディーラーやコレクターが参加を見送る傾向にあります。
今回も、アコースティックの良い楽器は大変少なく、厳しい買い付けとなりました。
  
左のエバリーは、極上コンディションで、有名なコレクターディーラー氏の楽器でしたが、売れていました。
この他に、ヘリングボーンD-28をはじめ、戦前GIBSON J-55、J-185、F-4マンドリン等、軒並み売れてしまい土曜には帰ってしまいました。
他でも、結構高額な楽器が売れており、アメリカのビンテージ市場は明らかに盛り返しています。著名なコレクター、ディーラーはリーマンショック以降にもしっかり買い続けて、結局、良い買い時期となって、現在はまた売れ出しているという感じです。
現在の日本の不景気感とはだいぶ違い、価格が上がりきらない今が買い時期とばかり良い楽器に集中しているようです。。
  
世界不況の影響が濃いギブソン社ですが、今年もトレーラーで新製品デモ展示を行っていました。小売店に対する厳しい契約で、一部のディーラーではメチャクチャ言われていますが、まだまだ健在です。
  
59年レスポールは、今回、あちこちで多数見られました。価格は高いですが、名詞をはさんで展示されているものは売れた楽器です。
  
61年ミント状態のハミングバード、しかしプライスは日本の相場の倍以上です。テレ、レスポール、ストラトともに、現在日本で扱われている金額よりもあきらかに高いプライスタグが付けられています。
  
真ん中の写真は、会場の一番前のブースで有名なノーマンハリス氏が、持ち込み楽器を買い取り査定しているところです。
ノーマンと横にいるスコットは、良い状態の楽器ならものすごい価格で買い入れています。多分、今回のショーの買い付けだけで億近い金額を払ったかも知れません。ちなみにこの入り口一番前のブースは100万円を支払って確保しているという噂(多分本当)です。
  
会場は広く、ギターだけではなく、ビンテージナイフ、アクセサリー、サングラス、ファッションといったい何のショー?と言われても不思議ではありませんね。
  
  
  
この子供、小学生にして天才ギタリストとして、地元ではTVにも出る有名人らしいです。こんな子供がレイボーンを弾きまくるからすごい人だかりが出来ていました。
  
  
  
新品メーカーの展示も多数あります。
  

 
今回のショーにも大量の高額ギターが展示されていますが、この38年ヘリングボーンは、ほぼミントのコンディションで、目玉が飛び出るような価格ながら、即、売れてしまいました。
夕食は、こちらの仲間と日本レストランに行きました。結構いける味ですが、店の中全体が匂うのには閉口しました。
彼らも、器用に箸を使って食べています。
ちなみに、一番前の彼はベジタリアンです。毎回、野菜だけ食っていてなんでそんなデブなの?と突っ込まれています。
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