2010年7月16日から18日-PHILLY VINTAGE GUITARSHOW 買い付けレポート
 
フィラデルフィアのギターショーはテキサス州ダラスに次ぐ大きなイベントでしたが、近年は規模がかなり小さくなってきています。
昨年のショーでは、会場をカーテンで仕切って小さくして開催されていました。
今年もあまり大きな期待は出来ない感じですが、主催のゲーリーや友人のディーラー達との情報交換もあり、参加しました。
また、ゲーリーは自身もブルーグラスプレイヤーでありコレクターでもあります。
集まるディーラーやコレクターもマニアックな人が多く、毎回目を見張るような出物があります。
行きは、ユナイテッドが満席でANAに振り替えでしたが、ANAも満席で無料でビジネスクラスにアップグレードしてくれました。
横になって寝れるし、食事はおいしいしと大変ラッキーでした。
シカゴで乗り換え後、やや遅れてフィラデルフィアに到着しましたが、高速道路が大渋滞で、いつも30分程度の道に1時間半ほどかかりました。
眠くて眠くて大変つらい運転でした。ホテルで仮眠をとって目覚めるとすでに夜の10時でした。
普通のレストランは終わってしまいましたので、近くのHOOTERSで食事をとりました。
HOOTERSコスチュームのスタイルバツグンのお嬢さんがいっぱいいました。(写真)
今年の会場はまた広くとってあり、ディーラーブースも以前の好況なときほどではありませんが、少し増えていました。
ビジネスはスローだと言われていますが、なかなかの賑わいです。
買い付けディーラーもイギリス、フランス、そして日本からも5社ほど来ていました。。
  
搬入前の会場はガランとして、広いスペースがさらに広く見えます。
  
ラーソンブラザースの大変希少な豪華モデルの展示が目を引いていました。350万円のプライスが付いていました。
  
右の000−28Sはカスタムマーチンで、ファクトリーオリジナルで45スタイルネックです。
  
右写真は友人のハンク(右)ロッド(左)と真ん中はロッドの息子のローレン、あんなに可愛かったのに今はおっさん?人の子は早いですね。
  
希少なプラスティックウクレレ、ビザールの持込が大変多かったです。
  
54年、57年ストラト、一時よりもかなり値が下がっています。それでも日本ほどでは無いかも・・。
  
すごく綺麗なES-140、結局買いました。
  
良い状態のニックルーカスは値段もビックリ
  
  
ピカピカの54年ストラト、ほぼ新品同様品。
  
こちらもラーソン、リフィニッシュでした。ファクトリーオリジナルホワイト175カスタムメイドです。
  
ヘリングボーンはあまり価格が下がっていません。ロアーはやや価格が下がっていますか・・。
     
ナショナルSTYLE-3、極上品です。シェルピンクのストラトもすごく綺麗です。
  
自慢のJ-55だそうですが、当店の渋谷にあるほうがはるかにコンディションが良いです。
  
ビンテージペグを大量展示、かなり割高。
  
  
  
  
この5Kは素晴らしく綺麗でした。
フィラデルフィアの地ビール「ホップデビル」悪魔という名の通り、かなり厳しい味でした。薬っぽいです。
アメリカの市況は、事前に聞いていたほどスロウな感じではなく、それなりに賑わっているようでした。
ただ、全般に価格は下がり傾向にあり、交渉によってかなり下がるケースも多く、やはり販売をいそいでいる人も多いようです。
持ち込みのお客様も、一部のプレミアム商品は別にして、会場を回って結局結構安い値段で売って帰る人がいたようです。
日本の某大手楽器店では、ビザール、中古の低価格品は、思った以上に買えたと喜んでいました。
今回来ていませんでしたが、シカゴミュージックエクスチェンジのスコットは、店を売却して、数億円の利益を得たそうです。
この時期に大きい楽器店を丸ごと買う投資家がいることもビックリだし、創業10数年で巨万の富を稼いだスコットのアメリカンドリームもビックリもんです。楽器店経営時にすでに不動産を所有し、ミシガン湖にクルーザーを浮かべていましたが、今回、さらにビルを複数所有することになったそうです。
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