2011年7月18日ニューヨーク
 
日曜最終日は、早めにあがってニューヨークに行きました。
タイムズスクエアー近くにホテルをとって、移動は地下鉄です。ダウンタウンは車が多く渋滞もあり、一方通行が多くしかも交通マナーが最悪で、違法駐車はもちろん、割り込み、クラクションと、いきなりの運転は大変疲れます。また、駐車場が少なく高いため空港にレンタカーを帰してタクシーで来ました。
タイムズスクエアー前は何事かと思うくらいの人出で、渋谷のスクランブル交差点と銀座と新宿、池袋駅前を足したような状況でした。
またソーホー地区も人出が多く、夏休みの日曜だったせいか、目が回りそうでした。
近くのレストランで食事をしましたが、価格が高くビックリ、ただ、味は最高で、ヤッパリニューヨークは違うなと思いましたね。
今回、たまたま新聞でレボンヘルムバンドとエミルーハリスのジョイント野外コンサートがセントラルパークサマーステージで開催されることを知って、早速行って来ました。なかなかタイミング良くこちらで良いコンサートに行けるチャンスがなかったんで、すごく嬉しかったです。
 
開場は5時からでしたが、4時の時点で入場の長い列が、しかもものすごく暑いんです。汗だくで一時間並びました。
 
ステージ下は自由に座れるようになっており、それぞれシートを持ち込んでいましたが、私は無かったんで新聞で。暑かったんでビールが美味いこと。近くにザバンドのメンバーのサインの入ったTシャツを着た気合の入ったおっさんがいました。自慢だったらしく、撮影をお願いしたら大喜びでした。40年来のファンだそうです。会場には結構若い人が多く、カントリールーツミュージックのファン層の広さに感心します。
でも、観客はすべて白人で、黒人はもちろん、東洋系も私だけでした。

最初はエミルーハリスバンドで、演奏が始まるとステージ下でカントリーダンスをはじめる老夫婦がいたり、踊りだす若者がいたりと、野外ステージらしい楽しい盛り上がりです。でも、エミルーハリスのほうがレボンヘルムより先に演奏するんですね、なんか日本での印象では絶対エミルーハリスのほうが人気なように思いますが。
まん前にいたため、目が合って、エミルーがステージ上から「日本女子サッカーワールドカップおめでとう」と言ってくれました。突然のコメントだったので驚いてしまい、あまり大きくリアクション出来ませんでした。もっと派手にリアクションすれば良かったと後悔しています。でも、とっても感動でした。
横では、曲を聴いて涙を流しているおばさんもいました。

そしてメインイベントのレボンヘルムバンドです。いきなり「オフェルヤ」から始まり、一気に会場が大盛り上がり。驚いたことに、ものすごい人気で、しかも、20歳くらいの若者からも大声援を送られているんです。どちらかと言うと知る人ぞ知るといった渋い存在のように思っていたのに、ものすごい盛り上がりにビックリです。だってやっている曲は、40年前のザバンドの渋い曲か、古いカントリールーツミュージックで、レボンヘルム独特の重たいドラムと泥臭いサウンドで、とても若者に受ける感じでは無いんですけど。
途中からエミルーハリスも参加して最高潮に。すると周りからマリファナの煙りが・・・、見ると若者だけでなくかなりのおっさん達も吸っています。あのTシャツのおっさんも友人と回し吸いしているではありませんか。ウーン、アメリカだなあ。
レボンヘルムは声こそ年齢を感じさせますが、しっかりとしたドラムの演奏はそのままで、力強さを感じます。
途中から雷が鳴り出し、突然の大雨が降り出したため、演奏途中でしたがホテルまでタクシーで帰りました。
最後まで見れなかったのは残念でしたが、大変貴重なコンサートでした。
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