PHILADELPHIA GUITAR SHOW 買い付け情報
ペンシルバニア州フィラデルフィアで毎年開催される全米でも最大規模のギターショーです。例年、夏の7月、冬の11月に開催され、規模の大きいイベントです。例年世界中からディーラーやバイヤー、ブローカーが集まります。
主催するゲーリーバネットはビンテージギターコレクターとしても有名ですが、個人的にクラシックカーをコレクションしていて、ガレージには1950年代のピカピカなクラシックカーが保管されています。自分でメンテナンスもするこだわりようです。
今年はローズウッドの輸出入が規制されて、発送が出来ないことから、ヨーロッパからの買付けは来ていません。日本からも例年多数のディーラーが買付けに来ますが、今年は手続きが可能なわずかな業者さんのみ来ています。


7月9日
今日は最終日で、持ち込みからDOVEチューンOマチック、B-25NTガードロゴ、それにブロンコアンプ1973年をゲットしました。
日通さんに荷物を預けて終了です。


7月8日
ギターショー二日目は一般のお客様も多数入場しています。自分の楽器を売りに来る人、買いに来る人、いろいろ見て楽しむ人でいっぱいです。
ただ、入場者数は前回よりも少なく感じました。
持ち込まれる楽器の価格はかなり高騰している感じで、ほとんど日本で販売している価格と大差無い感じです。
個人で売りに来る人の言い値がお店の価格よりも高いことがよくあります。


本日の買付け商品です。
なんと1944年プリウォーバナーのLG-2を二本もゲットしてしまいました。しかも二本ともマホガニートップの希少モデルです。乾いた軽い切ないトーンがカッコ良いですよ。

7月7日
ギターショー初日です。広い会場にたくさんのディーラーがブースを並べています。初日は業者納品日ですが、パスがあれば一般コレクターの方の入場も出来ます。
やはりローズウッドの輸入問題のため、ヨーロッパからの買付けディーラーは一人も来ていません。日本からもわずかなディーラーしか来ていませんでした。
主催するゲーリーがアコースティックが強いこともあり、アコースティックの良い楽器がけっこう持ち込まれています。もちろん高価すぎてためらわれる楽器も多いですがなかなか良い楽器をゲット出来ました。
なお、当店は1月から申請していましたワシントン条約対象品輸出許可が取得出来ました。前回ダラス買付け商品と、今回の商品はこれから輸出手続きに入ります。お役所仕事で、どのくらいかかるか未定ですが、買付け商品の入荷見込みが立ったことは大変良かったです。


本日買付け商品の目玉二本です。左は初年度バナーSOUTHERNJUMBOの極上品です。希少ですね。
右は1914年の00-42、これもトップにヘアラインクラック跡はありますがバツグンに美しい一本です。
ちなみに、HUMMINGBIRDは1960年の初年度ものです。これはなかなか無いでしょう。
D-28は1954年と1967年で、67年は初期のメイプルプレイトです。
プリウォーコンパクトマーチンやロバートジョンソンL-1、ブルーケースの極上000−28と、今までの買付けの中でもこれだけ貴重品が揃うことは滅多にありません。
詳しくはお店に直接お問い合わせください。


会場で見つけたブラジリアンローズウッドのSOUTHERANJUMBOです。1944年初年度もので大変な金額です。

J-45のバナーも150万円くらいではないと出せなくなっていますよね。あとヘリングボーンも一回の買付けに匹敵する金額です。
これらは買付け出来ませんでしたが、いつでも連絡はとれますので、ご希望の方はお申し付けください。
ものはバツグンですが高いです。

7月6日 Vintage instruments
フィラデルフィアダウンタウンにあるビンテージギター、バイオリン等の専門店です。奥さんはリペアーを手掛けています。オーナーのフレッドは古くからビンテージギターを手掛ける有名人で、オークションの評価とかでも活躍しています。
築一世紀以上のこのアンティークなビルは、内装をリフォームしてはいますが大変雰囲気があります。

店内にはゆったりと楽器が展示されています。古い楽器がほとんどですが、新品やカスタムショップも扱っています。







バイオリンや古いヨーロッパの楽器をはじめ、100年以上前の個人的なコレクションが各部屋に展示されています。



このブラジリアンニックルーカスもフレッドのコレクションです。このようなコンディションで見ることはほぼありませんね。

何本か商談して、明日のギターショーに持ってきてもらうことにしました。
それでは、明日からはギターショー買付けです。
写真等えおアップしますのでチェックよろしくお願いします。

7月9日
ギターショー終了後、ニューヨークマンハッタンに立ち寄りました。
タイムズスクエアーの人手は相変わらずでビックリです。交通渋滞も運転マナーもひどいもので何年経っても変わりません。東京ではだいぶ渋滞は緩和傾向にありますし、合流や割り込みも譲り合いが当たり前になりましたが、ニューヨークでは無理やり割り込むは合流ブロックするは、はては二重駐車、三重駐車、クラクションバリバリで、とてお車で入る気がしません。

マンハッタンの散歩はその活気が楽しいです。夕飯は「日暮里」という居酒屋さんでした。わざわざニューヨークで日暮里って面白いですよね。
ちなみに、日本人の従業員さんはアルバイトの若い女性だけでした。
この変な機械はニューヨークに来る途中のサービスエリアにあったオレンジジュースの自動販売機で、その場で絞って出て来ます。美味しいですよ。

タイムズスクエアーの人だかりの凄いこと、イベントのあった日のハチ公前交差点くらいの凄い人です。


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